精巧な模型、壮大な世界観、ユーモアあふれる仕掛けに子供も大人も夢中になれる
ドイツの大人気観光スポット「ミニチュアワンダーランド」!
そこで体験できるVRアトラクションをご存じですか?
ミニチュアワンダーランドの公式サイトでは、ガイドツアーやVR体験を追加できる「体験付き+待ち時間なしの入場券(experience + ticket without waiting time)」が販売されています。
このチケットの大きな魅力は、体験の時間だけが決まっていて、入場時間が自由なこと。
人気の時間帯は入場制限がかかることもあるため、好きな時間にスムーズに入れるのは大きなメリットです。
とはいえ「ガイドツアーは分かるけれどVR体験って実際どんなことをするの?」「ドイツ語が分からなくても大丈夫?」と不安に思われる方もいらっしゃるかもしれません。私も2023年の春にチケットを購入した際、詳細や体験談がなかなか見つからず少しためらったことを覚えています。
そこで、私が実際に体験した10分間のVRアトラクションについてご紹介したいと思います。
VR体験の会場はどこ?
会場「YULLBE WUNDERLAND」はミニチュアワンダーランドと同じ建物内にあります。

館内から向かう場合は、3階の南アメリカ大陸エリアにある階段(オリンピックスタジアムの向かい側)を降り、光の柱が立ち並ぶ廊下を進んでください。YULLBEの紫色のロゴが目印になっています。
外の通りから直接入ることもできます。
住所:Am Sandtorkai 33、20457 Hamburg
アトラクションの内容は?
VRゴーグルやその他の器具を身に着け、身体を動かしながらVR空間を冒険するアトラクションです。いくつかのストーリーが用意されており、体験直前に現地で選ぶことができます。
ミニチュアワンダーランド併設ということもあり、「小さくなってミニチュアの世界を冒険する」といった設定のものが多い印象です。こちらのトレイラーをぜひご覧ください。
私が体験した「Walk in Wunderland」は、その名の通り、ミニチュアワンダーランドの中を探索するというもの。さっきまで模型として眺めていた世界に入り込み、住人たちのにぎやかな日常を間近で垣間見ることができます。住人たちはどこかちょっと変わっていて、そのやり取りや動きに思わずくすっと笑ってしまう場面も。途中には、気球のような乗り物で空を移動するシーンや、コントローラーを使って魔法の鍵を操作する仕掛けもあり、冒険気分を一層盛り上げてくれます。
移動は、画面上に表示される足跡や矢印をたどって進む形式で、VRルーム内を実際に足を使って歩いていきます。他の参加者も同じ空間にいますが、現実世界の障害物は赤い影で表示されるため、ぶつかる心配はなく安心。コントローラーの操作も直感的で、VR初体験の方でも問題なく楽しめる内容です。
10分版と30分版の違いは?
10分間のYULLBE GOと、30分間のYULLBE PROがあります。
違いは以下の通りです。
アトラクション名 | YULLBE GO | YULLBE PRO |
時間 | 10分 | 30分 |
プレイ形態 | シングルプレイ | チームプレイ(最大6人) |
装着する器具 | VRゴーグル ヘッドホン コントローラー | VR ゴーグル ヘッドセット 触覚振動用ベスト 手と足のセンサー |
広さ | 80m² | 250m² |
対象 | 8歳以上 | 10歳以上、身長140cm以上 |
ストーリー ※2025/4/14時点 | ①Walking in Wunderland ②EUROPA-PARK: Ed & Edda’s ・magical journey ③Alpha Mods ④Moon to Mars | ①Die verrückte Schrumpftour 2.0(訳:The crazy shrink tour 2.0) ②MISSION RULANTICA |
初めての方やドイツ語に不安がある方には、YULLBE GOがおすすめです。
シングルプレイ形式ではありますが、複数人が同時に体験できるため、
予約時間を合わせればお連れ様と一緒に楽しむことができます。
ミニチュアワンダーランドの世界に入り込んで冒険するという、この場所ならではのストーリーは「Walking in Wunderland」と「Die verrückte Schrumpftour 2.0」!
個人的にはこちらをぜひ試してみていただきたいです。
ドイツ語が分からなくても大丈夫?
少なくとも10分間の体験の方はドイツ語が分からなくても十分に楽しめると思います!
事前説明については、スタッフが英語でも対応してくださっていました。必ず理解すべき注意事項については、待機中に動画で把握できるため心配ありません。また、コントローラーの操作自体は単純なので、理解が曖昧でも推測で進めることができます。
アトラクション中は発話の必要がなく、ゲーム進行に必要な指示は記号や色などで示されるため、誰でも直感的に理解できます。もちろん、ドイツ語が分かればキャラクターのセリフを理解でき、より深く没入できる印象です。
ちなみに、YULLBEの公式サイトによると、ゲームの対応言語はドイツ語、英語、フランス語のようです。私はドイツ語で体験しましたが、その場でスタッフにお願いすれば言語を変更してもらえるかもしれません。
体験の流れは?
会場に到着したら、まず壁際のロッカーに荷物を預け、受付に並びます。
予約時間になるとチケット確認と簡単な事前説明があり、その後、器具を装着して体験ルームへ案内されます。アトラクションが終わったら、器具を返却し、荷物を受け取って解散となります。
VR体験が終わった後もミニチュアワンダーランドに戻ることができます!
そのため、中途半端な時間に予約を取ってしまっても大丈夫です。
最後に
ミニチュアワンダーランドのVR体験は、まさに夢のような冒険でした。
「内容がよく分からない」「ドイツ語ができないから不安」——そんな理由で迷っている方にこそ、ぜひ体験してみていただきたいと思います。言葉がわからなくても楽しめる工夫がしっかりとされていて、初めてでも安心して参加できます。ミニチュアワンダーランドの世界を「中から」楽しめる貴重な体験、きっと忘れられない思い出になりますよ!
YULLBE WUNDERLANDの公式サイトはこちら。
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